工事写真の黒板は何を書く?公共工事で必須の5つの項目と現場の書き方【実例付き】

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工事写真の黒板、何を書けばいいか迷っていませんか?この記事では、黒板に記載すべき5項目の書き方を、塗装・配管・解体の記入例付きで解説します。撮影時の失敗を防ぐコツや、話題の電子黒板アプリとの比較もまとめました。

なぜ工事写真に黒板が必要?入れる理由と未記入のリスク

【重要】公共工事では黒板の記載内容が仕様書で指定されていることがほとんどです。着工前に必ず確認しましょう。

工事写真の黒板は、「いつ・どこで・何の工事をしたか」を写真の中に残すための手段です。現場の状況を一目で伝える役割があり、工事記録として欠かせない存在です。

黒板がない写真は、後から見返しても何の工事なのか判断できません。同じような配管や壁面の写真が並んでいると、どの現場の・どの部位の・どの工程なのかがまったくわからなくなります

特に公共工事では、黒板の記載内容が仕様書で指定されていることがほとんどです。民間工事でも、元請けへの提出書類として黒板入りの写真を求められるケースは多いです。

ポイント:黒板は「撮影者の記憶の代わり」です。半年後に台帳をまとめるとき、黒板がなければ写真の整理に何倍も時間がかかります。

工事写真の黒板の書き方|必ず入れる5つの項目【工事黒板 記入例つき】

黒板に記載する情報は、基本的に以下の5つです。これさえ押さえておけば、ほとんどの現場で対応できます。

1. 工事件名

契約書に記載されている正式な工事名称を書きます。略称ではなく、正式名称を使うのが基本です。

例:○○邸外壁塗装工事、○○ビル給排水設備改修工事

【NG例】「塗装工事」とだけ書く → 【OK例】「○○邸外壁塗装工事」と契約書の正式名称を書く

2. 工種

何の作業を行っているかを記載します。大分類で書くのが一般的です。

例:外壁塗装、配管工事、防水工事、型枠工事、鉄筋工事

【NG例】「工事」とだけ書く → 【OK例】「外壁塗装」「配管工事」など作業の種類を具体的に書く

3. 測点・部位

どこの作業かを特定できるように書きます。階数や方角、部屋名など、写真だけでは判別しにくい位置情報を入れることが大切です。

例:1F南面、屋上A面、洋室1、2F PS内

【NG例】「南面」とだけ書く → 【OK例】「南面 中塗り施工中」と位置情報+工程をセットで書く

4. 施工状況

現在の作業工程を記載します。施工前・施工中・施工後のどの段階かがわかるように書きましょう。

例:下塗り施工中、配管敷設完了、型枠組立中、施工前

【NG例】施工状況を書き忘れる → 【OK例】「施工前」「施工中」「完了」を必ず明記し、どの段階かを一目でわかるようにする

5. 施工者名・日付

会社名または個人名を記載します。日付もあわせて入れておくと、後から時系列で整理しやすくなります。

例:○○塗装 R8.3.21、○○設備工業

【NG例】日付だけ書く → 【OK例】「○○塗装 R8.3.21」と施工者名と日付をセットで書く

【コピペOK】工事黒板の記入例テンプレート3選|塗装・配管・解体の書き方

実際の現場を想定した記入例を紹介します。そのまま参考にして書き写せるように、具体的な内容にしています。

塗装工事の場合

○○邸 外壁塗装工事
南面 / 中塗り施工中
材料:SKマイルドボーセイ
△△塗装 / R8.3.21

配管工事の場合

○○ビル給排水改修
2F PS内 / 給水管更新完了
○○設備

解体工事の場合

○○邸解体工事
近隣調査(北側隣家外壁)
施工前 / ○○工業

よく使う略語

黒板のスペースは限られています。現場でよく使われる略語を覚えておくと、書く手間が減ります。

ただし、略語の使いすぎには注意が必要です。元請けや発注者が読んで意味がわかる範囲にとどめましょう。

【注意】元請けの指定様式がある場合は必ず確認してください。独自の略語の使用を禁止している現場も多いです。

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黒板の書き方でよくある失敗と対処法

黒板の記入は単純に見えて、うっかりミスが起きやすい作業です。ここでは現場でよくある5つの失敗と、その対処法を紹介します。

① 工事件名の誤記

契約書の正式名称と異なる工事件名を書いてしまうミスです。特に似た名称の現場を掛け持ちしている場合に起きやすくなります。

対処法:契約書の工事名をスマホで撮影しておき、書く前に毎回確認する習慣をつけましょう。

② 日付の書き忘れ

黒板に日付を入れ忘れると、いつ撮影した写真なのか後から特定できなくなります。特に長期間の工事では致命的です。

対処法:黒板を書いたら「件名・工種・部位・状況・日付+施工者」の5項目を指差し確認してから撮影しましょう。

③ 前回の内容を消し忘れ

前の工程の内容が残ったまま撮影してしまうミスです。「施工前」のつもりが「施工完了」と書いてある写真になってしまいます。

対処法:工程が変わるたびに黒板を完全に消してから書き直す。消し残しがないか目視で確認してから撮影します。

④ 黒板が小さすぎて読めない

広い施工箇所を全体で写そうとして、黒板が豆粒のように写ってしまうケースです。提出時に「読めない」と差し戻されます。

対処法:撮影後すぐにスマホ画面で拡大して文字が判読できるか確認しましょう。読めなければ黒板を手前に寄せて撮り直します。

⑤ 略語が通じない

現場独自の略語を使ったため、元請けや発注者に意味が伝わらないケースです。「s筋」「Con」程度は一般的ですが、独自の省略は避けるべきです。

対処法:初めての現場では略語を使う前に元請けに確認しましょう。迷ったら略さずに書くのが安全です。

黒板撮影で失敗しないためのコツ

黒板の内容がどんなに正確でも、写真に写ったときに読めなければ意味がありません。撮影時の注意点をまとめます。

文字が読めるサイズで撮る

黒板が写真の端に小さく写っているだけでは、文字が潰れて読めません。黒板の文字が判読できるサイズで写真に入れることが大切です。施工箇所と黒板の両方がバランスよく入る構図を意識しましょう。

日光の反射に注意する

屋外では日光が黒板に反射して、文字が白飛びすることがあります。黒板を日陰に置くか、撮影角度を調整して反射を避けてください。

チョークが薄い問題

使い古したチョークや細いチョークでは、写真に写ったときに文字が見えにくくなります。白のマーカーペン(ボードマーカー)を使うと、太くはっきりした文字が書けるので写真映りが格段に良くなります。

雨の日の対策

雨の日は黒板が濡れてチョークが乗りません。ホワイトボードタイプの黒板を使うか、スマホの電子黒板アプリを活用すると、天候に左右されず対応できます。雨天時もスマホの電子黒板アプリなら問題なく対応可能です。改ざん検知機能(信憑性確認機能)搭載のアプリであれば、公共工事でも利用できます。

ヒント:撮影後にその場で写真を確認する習慣をつけましょう。事務所に戻ってから「黒板が読めない」と気づいても、撮り直しに行くのは大変です。

無料あり|電子黒板アプリおすすめ比較と導入メリット

最近は、木やプラスチックの黒板ではなく、スマホアプリの電子黒板を使う現場が増えています。あらかじめ工事情報を登録しておけば、毎回手書きする手間がなくなります。

国土交通省も電子黒板の使用を認めており、改ざん検知機能(信憑性確認機能=JACIC認定)が付いたアプリであれば、公共工事でも利用可能です。信憑性確認機能とは、撮影データが改ざんされていないことを第三者機関(JACIC)が確認できる仕組みのことです。

電子黒板のメリットは以下のとおりです。

代表的な電子黒板アプリ比較

主要な電子黒板アプリの特徴を比較表にまとめました。導入前の参考にしてください。

アプリ名 無料プラン 改ざん検知
(信憑性確認)
対応OS
蔵衛門Pad 制限付きあり iOS / Android
ミライ工事2 無料プランあり iOS / Android
PhotoManager 体験版あり Windows / iOS
SiteBox なし(有料) iOS / Android
【注意】各アプリの料金・機能は変更される場合があります。公共工事で使用する場合は、発注者に対応アプリを事前に確認してください。

黒板の書き方を覚えたら、次は撮った写真を効率よく台帳にまとめましょう。「工事写真台帳つくるくん」なら、写真を選んで並べるだけでPDF形式の写真台帳が完成します。

比較項目 従来の黒板 電子黒板アプリ
毎回の手書き 必要 テンプレート化で省略可
雨天対応 チョークが使えない 問題なし
文字の読みやすさ 反射・かすれが起きやすい 常にくっきり
書き間違い 消して書き直し すぐに修正可
公共工事対応 対応 改ざん検知機能付きなら対応

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よくある質問(FAQ)

Q. 民間工事でも黒板は必要ですか?

法律上の義務はありませんが、元請けや施主から黒板入りの写真提出を求められるケースは多いです。後のトラブル防止のためにも、民間工事でも記録として残しておくことをおすすめします。

Q. 黒板に書く内容は現場ごとに変えるべきですか?

はい。工事件名・部位・施工状況は現場ごとに異なります。特に公共工事では仕様書に記載内容が指定されている場合があるため、着工前に確認しましょう。

Q. 黒板を忘れて撮影してしまったらどうすればいいですか?

できる限り同じ状況で撮り直すのが原則です。難しい場合は、工事日誌や施工報告書と写真を紐づけて補完する方法もあります。公共工事では監督員に相談してください。

Q. 電子黒板アプリは公共工事でも使えますか?

国土交通省は電子黒板の使用を認めており、改ざん検知機能(信憑性確認機能)が付いたアプリであれば公共工事でも利用可能です。使用前に発注者・監督員に確認することをおすすめします。

Q. 工事写真の黒板には何を書けばいい?

基本は「①工事件名」「②工種」「③測点・部位」「④施工状況」「⑤施工者名・日付」の5項目です。公共工事では仕様書に記載内容が指定されている場合があるので、着工前に必ず確認しましょう。

Q. 黒板の文字が写真に写らないときの対処法は?

チョークが薄い場合は白のボードマーカーに切り替えると文字がくっきり写ります。日光の反射で白飛びする場合は、黒板を日陰に置くか撮影角度を変えてみてください。撮影後にその場でスマホ画面を拡大して確認する習慣をつけましょう。

黒板の書き方を覚えたら、次は撮った写真を効率よく台帳にまとめる方法も押さえておきましょう。工事写真の撮り方のコツもあわせてご覧ください。

まとめ|工事写真の黒板は5項目を押さえれば迷わない

この記事で解説した工事写真の黒板の書き方を振り返りましょう。以下の5項目を押さえておけば、どの現場でも迷わずに黒板を書くことができます。

黒板を正しく書いて撮影したら、次は写真台帳づくりです。「工事写真台帳つくるくん」を使えば、黒板入りの工事写真をそのまま選んでPDF台帳が完成します。

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